JAM統一回答指定日

「雇用維持 ベア見送り」 東京新聞

「ベアゼロ続々 春闘 賃上げ2%割れか」 朝日新聞

「コロナ禍 賃上げ機運に影」 産経新聞

「春闘 賃上げ足踏み コロナ 8年ぶり2%割れか」 読売新聞

「春闘 コロナで明暗」 毎日新聞

「雇用・賃金 世界標準遠く 賃上げ、コロナで力強さ欠く 日本型システム限界」 日経新聞


3月18日付の新聞では各社ネガティブな見出しが並びましたが、私なら違った見出しを付けます。


「先行労組 コロナ禍でもベア獲得」

「中小金属労組賃上げの勢いを継続 コロナ禍でも人手不足」

「コロナ禍の努力を評価 減収減益でもベア容認」


現段階でJAMの賃金改善分を獲得した単組は97組合(対前年同時期同数)で、その平均賃金改善額は1366円(対前年同時期△13円)です。

パンデミックによって世界経済に急ブレーキがかかる中で、厳しい春闘にならざるを得ないことは容易に想像できますが、若干のマイナスとはいえ、これだけ厳しい状況下で、よくぞ土俵際で踏みとどまり結果を出して頂いたと高く評価をしています。新聞各紙のように、ことさらに厳しさを強調するような状況ではなく、各単組の奮闘ぶりをたたえる内容にすべきです。グラフを見ていただければわかるように、2013年の水準に戻ったような結果ではありません。これから3月月内決着に向けて大きな弾みとなる結果です。

中小春闘はこれからが本格的な交渉が始まります。昨年前半にどん底を経験した経済は、確実に回復基調にあります。人手不足はむしろ深刻化しており、企業規模に関わらず人材確保が至上命題となっています。もはや先進国とは言えないのではないかと思えるほどに落ち込んだ賃金の底上げが日本経済復活の極めて重要なカギとなっています。今こそ「人への投資」が必要です。

要求貫徹に向けて、ともにがんばりましょう!(安河内賢弘)

No Members,No JAM ~組合員なくしてJAMなし~

ものづくり産業労働組合 JAM 組織変革PTの活動記録と情報発信

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